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毛根はまだ死んでいないと信じたい、当サイト運営の大野です。
いきなりセンシティブな画像をアップしてすみません…。
センシティブってなんやねん！？って感じですが。
「毛母細胞が生きている限りまた髪は生えてくる」
その昔、紫電改という育毛剤のTVCMでやっていました。
昭和の人には育毛剤といえば紫電改ですから。
「毛乳頭を刺激して発毛を促進」
紫電改かどうかは忘れましたが、そういってブラシで頭皮をポンポン叩いているCMもありました。
本稿ではそんな発毛に重要な役割を果たす毛乳頭と毛母細胞を取り上げます。
※自分のように薄毛ハゲを改善したい方の参考になればと思います。
毛乳頭と毛母細胞
簡単にいうと毛乳頭が髪を作る指令を出し、毛母細胞がそれを実現していきます。
毛乳頭細胞
頭皮に埋っている所に毛乳頭はあります。もう本当に毛の根元の部分です。
毛乳頭は頭皮に張り巡らされた毛細血管とつながっていて、酸素やビタミン、アミノ酸など、髪のもととなる栄養素を受け取って、毛母細胞に対して発毛の指令を出します。
ちなみに髪の毛は頭皮の外側にでている毛幹部と、頭皮に隠れている毛根部に分かれているので、よくいう毛根とは頭皮より奥の部分の事です。
毛母細胞
毛母細胞も毛乳頭と同じで毛穴の奥の根元の部分に存在していて、毛乳頭から受け取った栄養素を基に発毛の指令を実現していきます。
毛母細胞の細胞分裂が活性化し、徐々に角質化する事で髪の毛が生成されるという訳です。
ちなみに毛母細胞には髪に色を付けるという役割もあります。
周辺にあるメラサイトからメラニン色素を受け取り髪を黒くします。なのでメラサイトの働きが弱くなったりすると白髪になってしまいます。
このように毛乳頭と毛母細胞は全くの別もので、その働きも違います。
抜け毛の根元の白い塊
毛が抜けると根元に白い塊が付いている場合があります。
「毛母細胞が抜けた！もう二度と毛が生えてこない！！」
紫電改のCMを見ていた我々は恐れおののいたものですが、しかしあれは毛根鞘（もうこんしょう）といってそういったものではないです。
「安心してください、生きてますよ」
って感じで、そんな事で毛根が死滅する訳ではないので大丈夫です。
髪には寿命があるので、その時が来れば自然と抜けてまた新たな髪が生えてきます。
AGAとの関係
毛乳頭は毛母細胞に対して発毛の指令を出しますが、じつは脱毛の指令を出してしまう場合もあります。
本稿を読んでいる方は当然AGAというのはご存じかとは思いますが、AGA（男性型脱毛症）とは「DHT（ジヒドロテストステロン）」の働きが影響しています。
DHTとは男性ホルモンの一種である「テストステロン」が「5αリダクターゼ」という酵素によって変化し生成された男性ホルモン。
ちなみに5αリダクターゼにはⅠ型とⅡ型があります。
このDHTが毛乳頭細胞の中にある、男性ホルモン受容体の「アンドロゲンレセプター」と結びつくことで脱毛因子を生み出します。
その脱毛因子が毛母細胞に対して脱毛指令を出してしまうのです。
このように毛乳頭は本来であれば毛母細胞に対して髪を生やす指令を出しますが、AGAを発症してしまうと、逆に毛乳頭は脱毛の指令も出してしまう事になります。
AGAは進行型なので、あまり薄毛がひどくなる前に手を打つのが無難です。
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育毛剤の効果
ところで冒頭で紫電改という育毛剤に触れましたが、ちょっと懐かしくなって調べてみると現在でも販売されているようでした。
Wikipediaまであったので見てみたんですが、2000年に男性ホルモンを抑える働きがあるというオイゲニルグルコシドを加えた「薬用紫電改Z」が発売されるとありました。
…え？
なんかサラッと書いてあったけど、これが本当なら紫電改は相当に画期的な育毛剤ですよ。
育毛剤は髪の育ちやすい土壌（頭皮）にするのが目的で、基本的にAGAに対する効果は無いと言われています。
先に上げたようにAGAの仕組み上、5αリダクターゼの働きを抑制するというのがひとつの治療法となりますが、それにはクリニックでデュタステリド内服薬やフィナステリド内服薬を処方してもらいます。
オイゲニルグルコシドにもそのような効果はあるようですが、本当なら育毛剤である紫電改もAGAに効くという事になります。
これ何気にとんでもない事で、頭皮をブラシで叩くようなレベルの話ではないですよ。なのに全く話題になっていないって…。
ちなみにこれでもかというほど広告を打っているチャップアップですが、こっちは毛母細胞に発毛を促す指令を出す効果もあるのだとか。
AGAの特徴で前髪から後退していくというのがありますが、チャップアップは生え際に特に効果を発揮するという事を謳い文句にしているので、暗にAGAにも効果がありますよという事をアピールしているのでしょうか？
これも本当だったらすごい事ですけどね。
紫電改は使った事がないので分かりませんが、チャップアップは実際に使ってみて少なからず効果を感じています。
チャップアップで生え際対策！終わりに
いかがでしたでしょうか？
本稿では発毛にとって重要な、毛乳頭と毛母細胞の違いと働きについてをお届けいたしました。
毛乳頭が毛母細胞に対して発毛指令を出しますが、AGAになってしまうと、毛乳頭は脱毛指令も出してしまうという事です。
育毛剤である紫電改とチャップアップにもAGAに効果があるというなら、いつかそれが証明される日がくればと思います。
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